香水の上手な付け方のコツ
香水の上手な付け方のコツは大きく分けて次の5つ。
・香水の種類によって変える
・保湿された肌につける
・外出の30分前程度を目安につける
・香水をつける部分は清潔にする
・香水の付け足しは完全に香りが消えてから
これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。
- 香水の種類によって変える
香水は香料・アルコール・水をベースにできており、賦香率(ふこうりつ)と呼ばれる香料の割合によって種類が分かれます。
香料の割合が多いほど香りが強くなるので、種類に合わせて付ける量を調整するのがおすすめ。それぞれの種類と特徴は次のとおりです。
種類 | 賦香率 | 持続時間 | 特徴 |
---|---|---|---|
パルファン | 15〜30% | 5〜7時間 | ・最も濃度が高い ・しっかり香る |
オードパルファン | 8〜15% | 5時間前後 | ・持続性のある香り ・使いやすい香りの強さ |
オードトワレ | 5〜12% | 3〜4時間 | ・普段使いしやすい ・バランスがよい |
オーデコロン | 3〜8% | 1〜2時間 | ・とても軽い使い心地 ・気軽に付け直せる |
※各メーカーによって賦香率は異なります。また、種類の表現もメーカーにより違う場合があります。
ほとんどの香水には、名前の一部に「オードトワレ・〇〇」などと種類が入ってるか、裏面に種類が記載されているため、見分けることは簡単です。自分が香水を付けるシーンにあった種類の香水を持っておくとよいですね。
- 保湿された肌につける
肌が乾燥していると香水の香りが揮発しやすくなり、香りが早くに飛んでしまうといわれています。そのため、香水をつける箇所の肌はしっかりと保湿しておきましょう。
香水の香りをしっかりと際立たせたいときは、無香料のスキンケアアイテムを選ぶとよいですよ。
- 外出の30分前程度を目安につける
香水の香りは、
- 付けてから5〜30分程度香る「トップノート」
- 付けてから30分〜2時間程度香る「ミドルノート」
- 付けてから約2時間〜消えるまで香る「ラストノート」の3段階に分けられます。
トップノートからミドルノートに変わる頃が最も香りが立っているので、約束の時間を逆算して30分前程度を目安につけるのがおすすめです。
時間をかけて変化していく香りを楽しむことができるのも、香水の醍醐味の一つ。香水の香りが持続する時間について、詳しくは以下の記事も参考にしてみてくださいね。
>>香水の持続時間はどれくらい?種類ごとの持続時間や長持ちさせるコツ
- 香水をつける部分は清潔にする
香水の香りを引き立てるためには、汗や皮脂などと香りが混ざらないよう、香水をつける部分を清潔にしておくことが大切です。
香水の役目はにおい消しではないため、香りを上書きすると不快なにおいになりかねません。シャワーを浴びる、専用のシートで汗を拭き取るなどしてから香水を使いましょう。
もちろんこのときもできるだけ無香料のものを使用するのがおすすめです。
- 香水の付け足しは完全に香りが消えてから
時間が経つとともに香りが物足りなくなってくることがありますが、香水を付け足すのは香りが完全に消えてからがベターです。何度も重ねてしまうことでどんどん香りが強くなってしまいます。
香りが消え切った頃に付け直すようにしましょう。
香水を付けるおすすめの場所は?
香水を付けるのは、
・首筋
・手首
・ウエスト
・ひざ裏
などの場所がおすすめです。香水を狙いどおりに香らせるためには、付ける場所にもこだわっていきましょう。
- 首筋
香水をつける場所といえば首筋を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そのイメージどおり、首筋は香水をつけるのにぴったりな場所。脈が通っており体温が高いので、香りがよく広がりやすいポイントです。
フォーマルな場などで香水をしっかりと香らせたいときにおすすめです。
- 手首
香水をつける場所として、首筋と同じく定番として知られているのが手首です。
首と同じく脈があり体温が高いので香りが立つのはもちろんですが、身振り手振りのタイミングでふわりと香りが広がるので、香水の存在を一層引き立てることができますよ。
- ウエスト
はじめて香水にチャレンジする方や、ビジネスシーンでも香水を楽しみたい方は、ふとしたときにほんのり香るウエストに付けるのがおすすめ。洋服に直接付けるとシミが残ってしまうおそれがあるので、肌に直接付けるようにしてくださいね。
- ひざ裏
香水をやさしく香らせたい方は、ひざ裏に付けるのもおすすめ。下半身を中心に香水を付けると、香りが下から上に上がっていくので、じんわり香りが漂ってくれますよ。
スカートやワンピース、ハーフパンツなどといった脚の出るコーディネートをすると、服に香りがこもらず、より一層引き立ちやすくなりますよ。
香水の付け方のNG行為!
香水を付ける際にやってはいけないNG行為も、しっかりと押さえておきたいところ。
・汗をかきやすい場所に付ける
・付けた場所を強くこする
・髪の毛や衣類につける
これらの行為はしないよう注意しましょう。それぞれについて詳しくは次のとおりです。
- 汗をかきやすい場所に付ける
記事の前半でも説明したとおり、汗をかきやすい場所に香水を付けると、香りが混ざってイヤなにおいになってしまいます。また、汗で香水が流れていってしまうといったことも考えられます。
汗をかきやすくムレやすいワキや胸元、足の裏などに付けるのは避けましょう。
- 付けた場所を強くこする
首や手首につけた香水をこする付け方がよく知られていますが、実はこのやり方もあまりおすすめできないNG行為。
こすることで生じる摩擦熱で香りが一気に飛んでしまい、時間をかけて発揮しながら楽しめるはずの香りが長持ちしなくなってしまいます。
付けた香水はこすらずに乾燥させるか、なじませたい場合はこすらずに手首を優しく合わせましょう。
- 髪の毛や衣類につける
香水には、揮発させて香りを広げるためにアルコール成分が含まれています。髪の毛に付けるとアルコールの揮発とともに髪の毛の水分が失われてしまい、ダメージを与えてしまうため、髪の毛への使用はNGです。
また、衣類への使用は、前述したとおり取れないシミや色落ちの原因となってしまいます。
香水を付けるときは直接肌に、ということを忘れないようにしましょう。
香水を正しく付けて香りを楽しもう
香りの特徴や香水の特性を知っていれば、これまで以上に香水を楽しむことができるようになります。そのときの気分やファッション、シーンに合わせて香水の付け方を変えてみると、いつもの香水の違った一面を知ることができるかもしれません。
今回この記事でご紹介したポイントを参考に、自分の好きな付け方を探してみてくださいね。
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お気に入りの香りが見つかれば、日常生活をいつもより少しだけご機嫌に過ごせるかもしれませんよ。