香水の香りにはどんな種類がある?
香水の香りは実に多種多様です。選ぶ香りによって付けたときの印象も変わります。
ここでは人気のある香りを、特徴や付けたときの印象とともに紹介します。
シトラス
レモンやグレープフルーツ、ベルガモット、オレンジなどの香料を使った、柑橘系の香りの総称を「シトラス」と言います。爽やかですっきりとしたフレッシュな香りが特徴で、性別を問わずユニセックスに使えます。
そんなシトラス系の香りの香水は、付けることでさっぱりとした清潔感のある印象に。暑さが厳しい夏や、汗をかきやすいスポーツシーンにおすすめです。
ウォータリー/アクア
海や海藻を思わせる香りがウォータリー/アクアです。「マリン」や「オゾン」と呼ぶこともあります。かつては男性向けが中心でしたが、今は女性向けウォータリー/アクアの香水も増えています。
ウォータリー/アクアはみずみずしく透明感のある香りが特徴。また、付けることで爽やかな印象を与えるため、シトラスと同様に夏の時期やスポーツシーンでの使用に向いています。
フローラル
女性人気の高いフローラルは、ローズやジャスミン、ピオニー、リリーなど、花の香料を使用した香りです。
甘く柔らかな香りは、女性ならではの魅力をひときわUPさせてくれます。
シーンを問わず付けやすい万能な香りですが、付けることで女性らしく上品な印象を与えられるので、デートのときや男性にアプローチしたいときなどに特におすすめです。
グリーンフローラル
バイオレットリーフやガルバナムなど、同じ植物でも草や葉、茎の青い部分を香料とした香りがグリーンフローラルです。
基本的には植物の“青さ”を強く感じる、ナチュラルでみずみずしい香りですが、なかにはフローラルな甘さを含んだものもあります。
さっぱりとしていてクールなイメージを与えられるグリーンフローラルの香水は、プライベートはもちろんビジネスシーンでの使用にも向いています。
また、森林のような香りが気分をリフレッシュさせてくれるので、リラックスしたいときにもおすすめです。
フレッシュフローラル
柑橘系フルーツのフレッシュさと、花の甘さを兼ね備えた香りがフレッシュフローラルです。フローラル系の香水のなかでも、女性人気が高い種類となっています。
フレッシュフローラルは花のような柔らかく上品な香りに、柑橘系フルーツのみずみずしい香りを仄かに感じられるのが特徴です。
みずみずしい香りが混じる分、付けたときにはフェミニンな印象に加えて爽やかな印象も与えられます。
フルーティフローラル
こちらは同じフルーツでも、桃やベリー系など甘い果実の香りを花の香りと組み合わせています。フレッシュフローラルよりも強い甘さと、フルーツならではのみずみずしさを感じられる香りです。
そんなフルーティフローラルの香りは、付けることで華やかな印象を与えられます。
フロリエンタル
甘いフローラル系の香りと、ミステリアスなオリエンタル系の香りを組み合わせたものがフロリエンタルです。
フロリエンタルの香りは、甘さのなかにも個性を感じられるのが特徴。女性らしくありながらミステリアスで独特な印象を与えたい方におすすめします。
オリエンタル
オリエンタルはバニラや白檀、ムスクなど、中近東原産のスパイス、お香、動物性香料を原料とした香りです。
フローラル系とはまた違う、クセのある甘い香りと異国情緒を感じるエキゾチックな香りが特徴のオリエンタル。付けることで、ミステリアスかつ官能的な印象を与えられます。大人の時間を楽しみたいときにおすすめです。
ウッディ
サンダルウッドやシダーウッドなど、樹木の香料を使用した香りがウッディです。主に男性に人気があります。
ウッディは奥深く、落ち着いた香りが特徴です。渋さもあることから、付けることで包容力がある大人の男の印象を与えられます。
最近ではユニセックスのウッディ香水も増えており、気分をリフレッシュさせる目的で使用している女性もいます。
フゼア
こちらも男性人気が高い香りの一種で、桜の葉の香りのクマリンや、ベルガモットなど、いくつかの香料を組み合わせて作られています。
フゼアは分かりやすく言うと、整髪料のような香りをしています。重厚感と奥深さのある香りです。付けることで、男性らしく力強い印象を与えられます。
シプレ
ベルガモット、ジャスミン、オークモスなどの香料を中心として作られる、柑橘系と樹木系の香りを組み合わせたものがシプレです。
シプレの香りは柑橘由来の爽やかさと、樹木由来の奥深さが特徴。とても上品な香りです。
シプレの香水は、付けることでクールかつシャープでセクシーな印象を与えられます。大人の男性、女性に愛される香りです。
香水はいろいろな分類ができる
香水はうえで紹介したような香りで分類されることが多いですが、他にもいろいろな分類方法があります。
香り以外で代表的なのは「香料の種類」「香料の濃度と持続時間」による分類です。
香料の種類で分類する場合、使用されている香料によって「天然香料」か「合成香料」の2種類に分かれます。
天然香料 | 自然の物から水蒸気蒸留や圧搾、抽出などの手法により取り出した精油のこと。天然香料を使っている香水には、合成香料では再現が難しい香りのものが多数ある。 |
合成香料 | 天然香料から抜き出した香料や、化学的に合成された香料のこと。低コストで多くの香水を作ることができ、フレグランス市場の発展に大きく貢献した。 |
香料の濃度と持続時間で分類する場合、「パルファン」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」の4種類に分かれます。
パルファン | 濃度:15~30% 持続時間:5~7時間 香料の濃度が最も高く、持続時間も長い。日本では一般的に、香水というとパルファンを指す。 |
オードパルファン | 濃度:8~15% 持続時間:5時間前後 パルファンと同等の持続時間だが、香料の濃度は控えめ。 より抑えた香りを楽しみたい時に。 |
オードトワレ | 濃度:5~12% 持続時間:3~4時間 香水のなかで最もポピュラー。場所を選ばず付けやすいため、普段使いに向いている。 |
オーデコロン | 濃度:3~8% 持続時間:1〜2時間 最も香りが軽く薄い。香水が苦手な方や初心者でも気軽に試しやすい。 |
香水はどうやって選んだらよい?
数えきれないほどの種類がある香水。香りの傾向や特徴が分かっても、「どれを選べばよいの?」と悩んでしまいますよね。
最後に香水の選び方をご紹介しますので、香水を買いたいけど選び方が分からないという方は参考にしてください。
- 香水の種類で選ぶ
「香水はいろいろな分類ができる」で解説したように、香水には香料の濃度と持続時間が異なる「パルファン」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」の4種類があります。まずはこの4種類の中から、用途や好みに合ったものを選びましょう。
具体的には、強い香りを長時間まといたい場合はパルファンやオードパルファンが、ほのかな香りを短時間まといたい場合はオードトワレやオーデコロンがおすすめです。
香水が初めての人は、香りが強すぎないオードトワレ、オーデコロンから試すとよいですよ。物足りないと感じたらパルファンやオードパルファンを選んで見てください。
- 自分のイメージに合わせて選ぶ
香水の香りを選ぶときは、自分のイメージに合わせて考えるのがベスト。優しく女性らしい印象の人ならフローラル系、大人っぽく落ち着いた印象の人ならオリエンタル系、明るく元気な印象の人ならシトラス系など、イメージに合った香水を使うことで自分自身の魅力がぐっと引き出されます。
しかし、今とは違うイメージになりたいと思うときもありますよね。そんなときは、なりたいイメージを想像しながら、そのイメージに合う香りの香水を選びましょう。
香りごとに異なる付けたときの印象は、「香水の香りにはどんな種類がある?」を参考にしてください。
好みの香りを見つけよう
この記事では香水の香りの種類や選び方を解説しました。
香水は、人に対してよい印象を与えたいときにはもちろん、自分の気持ちを明るく華やかにしてくれるアイテムでもあります。これまで香水を使ったことがなかった方も、この記事を参考にして自分の好みに合う香りを見つけてください。
香水をお探しの方は、フィッツコーポレーションの公式通販サイト「フィッツオンラインストア」をチェックしてみてはいかがでしょうか?
フィッツではバラエティー豊かな香水を販売しています。日常がよりときめくような上質な香りをぜひお楽しみください。