シンガーソングライター・れん「忘れられない香りは音楽に」

Dior「SAUVAGE」とLE LABO「ANOTHER 13」を愛用中。過去の香水歴は？

——れんさんが初めて意識的に「香り」をまとったのはいつ？

小学校5年生です。母がグアムで買ってきて使ってたラルフローレンの香水があって。それを振りかけて学校に行っていました。母が自分用に買ったものだったんですけど「いい匂いだね、何？」と聞いて、僕も使いはじめました。青くて、爽やかな香りだったのを覚えてます。

——小5でラルフローレンの香水…早いです！

たぶん香水をつけている人なんてほとんどいなくて、自分だけ。みんなに「いい香りだね」とか言われたりして。初めてだったし、どこにどれだけつければいいか分かっておらず、家を出るとき母に「香りが強すぎる！」と注意されたこともありますけど（笑）。その頃から、香りって「自分の気分や自己肯定感を上げてくれるもの」だなと思っていて、ずっといろいろな香水を使い続けています。

 ——中学生以降は、どんな香りをまとっていましたか？

中学のときはRISINGWAVEの「フリー ライトブルー」。定番ですよね。高校時代はDiorの「SAUVAGE」。大人っぽい香りをつけたいなと思ったのと、プッシュしてから30分くらい経つと甘い香りになって、それが好きで。大学に入ってからはLE LABOの「ANOTHER 13」も使ってます。友達がつけててめっちゃいい匂いで、聞いたことないブランドだったけど「こんなのあったんだ」と。Dior「SAUVAGE」とLE LABO「ANOTHER 13」は今も使っています。

大人になって出会った「忘れられない香り」 

——シンガーソングライターとして、香りと音楽の繋がりを感じることはありますか？

香りって、忘れたくても忘れられないものですよね。同じ香水をつけている人とすれ違ったら、誰かのことを思い出してしまったり。記憶と結びついているから、自然と、香りが音楽に落とし込まれることって多いと思います。実際に僕も「きみのうた」という曲で「匂い」という歌詞を使ったりもしています。

——ちなみに、れんさんの楽曲は、実体験がベース？

自分の経験も、友達から聞いた話も、妄想も、ミックスしています。

——大人になってから「忘れられない香り」とは出会いましたか？

恋愛の話を聞き出そうとしていますよね（笑）？　元カノの話じゃなくて申し訳ないんですけど、最近だとアーティストの先輩の高瀬統也さんが、すごくいい香りがして衝撃的でした。聞いてみたら、複数の香水を混ぜてつけてるらしくて。僕ももっと香りを追求してみたいと思いました。

——それでは最後に、れんさんにとっての「香りとは」を教えてください。

やっぱり僕にとっては小学生時代から変わらず、「自己肯定感や気分を上げてくれる日常でのマストアイテム」ですね！