フゼアって何?
「フゼア」とは、ハーブのような清潔感と渋みで引き締まった男性向けの香りといえます。わかりやすく言い換えると、ダークスーツでビシっと決めた時にピッタリの「カッコイイ」香りです。
元々、フゼアとは、フランス語で植物のシダを意味するFougere(フゼア)に由来しています。フゼアは、ウビガンのフジェール・ロワイヤルという有名な香水をきっかけに誕生しました。そのフジェールロワイヤルは、「もしシダに香りがあるとしたら、、」と想像して調香されたそうです。
では、「フゼア」の香りはどうやって生まれたのでしょうか。
フゼアの香りは、ハーバル系のすっきりとした香りにクマリンの少し甘い香りを掛け合わせた香調からできています。一般的には、男性の香りとしてよく利用され、男性✖甘さ✖爽やかさで「セクシーさ」や「男らしさ」が表現されています。
ちなみに、フゼアは「シトラス」や「フローラル」の香りとは異なり、領域が狭いことでも有名です。そのため、フゼアは他の香料と掛け合わせても自分の香りを強く押し出す特徴を持っています。
フゼア系の香りは似たような香りを放つので、皆さんも「フゼア」の香りは覚えやすいと思いますよ!
ぜひ、意識して探してみてください。
代表的な香料とは?
フゼアノートを構成する香料は、クマリン、ラベンダー、ゼラニウム、オークモス、ベチパーです。合成香料のクマリンが効いています。フゼアは特定の香料があるわけではなく、複数の香料の組み合わせで作られていて、その組み合わせが「フゼアノート(ノート=香調)」となっています。ラベンダーやベチバー、ローズマリー、ビターオレンジの枝葉などでフゼアらしいシダの香りを表現していて、重厚感のある香りを打ち出しています。
フゼア香調が合うシーン
ダークスーツでピシッと決めたいときに最適な香りです。フゼアの香りは「ダンディー」のイメージに沿う香りなので、家の中でリラックスするときにはあまり好ましい香りではありません。どちらかといえば、いつもより重要な商談の前につけたり、すこしリッチに外食をしたりするときにつけると良いと思います。
つけ方においては、人に会う30分前につけるのがおすすめです。また、衣類に直接香水を振りかけてしまうと、シミや汚れになるので、必ず肌に纏いましょう。おすすめは、下半身(足首や膝裏)の肌に身につけることです。
フゼアの香りでご自分のかっこよさを表現してみてください!
最後に
皆さん、いかかでしたか?
「フゼア」について少しはイメージがつきましたか?
誕生過程が印象深かったり...!
FITS you. の「いまさら聞けない香り」シリーズは、これからも多くの香りの豆知識をお届けしていきます!
今回の「フゼア」とは?で興味を持ってくれた方、毎回楽しみに待ってくださっている方へ今後も発信していきますので、よろしくお願いします!
次回もお楽しみに♪