ムスクってどんな香り?
ムスクは、本来動物性香料の一つで、ジャコウ鹿の香嚢から採取される香料です。
別名麝香(じゃこう)とも言われ、動物的な力強さ、官能性、温かみのある香りが特徴です。
よって、ムスクの香りは「重厚感がある」「ふんわりとした印象」というイメージで表現されることが多いようです。
また、昔から香水などに天然ムスクが使われてきましたが、動物保護を目的とするワシントン条約などの規制により、現在では天然ムスクの代わりに植物性ムスク、合成ムスクが使用されています。
よく聞くホワイトムスクって?

多くの方が耳にしている「ホワイトムスク」というのは、香料の名称ではなく、香りのイメージの呼称で商品名に使われていることが多いので聞いたことがある方も多いかもしれません。
多くの方が耳にするムスクの香りと言えば、実はこの「ホワイトムスク」を指すことが多いです。
天然のムスクが使えなくなったことで、再現した合成香料で、香水だけでなく柔軟剤やシャンプーなど幅広い製品に使用されています。
石鹸のような香り、洗い立てのタオルのような香り、ふんわりと甘いパウダリー感など、優しさを感じさせる香りが特徴です。
ちなみに、「ホワイトムスク」という名前は通称で、公式な名称ではないそうです!
ムスク香水おすすめ3選
ここで編集部おすすめのムスク香水を3つご紹介いたします。
ビージーエム オードパルファム No.003

ビージーエム オードパルファム No.003 (株式会社フィッツコーポレーション)
シトラスムスクの香りで、ムスクのあたたかい雰囲気をまといつつも柑橘系のさっぱりした香りがぐっと前に出てきます。
清潔感が感じられ、甘い香りが苦手な方でも積極的に使うことができそうです!
ザ・ボディショップ ブラックムスク オードトワレ

ザ・ボディショップ ブラックムスク オードトワレ(ザボディショップジャパン株式会社)
はじめはベルガモットやペッパーといったさわやかな印象から始まりますが、すぐにムスクらしいあたたかく丸みのある香りが現れます。
ピリッとした印象は残りつつも、ムスクの香りがしっかりと感じられるのでTHEムスク香水を探している方にはぴったりです!
ル ラボ アナザー13

LE LABO another 13(ELCジャパン合同会社)
ムスクの香りといえばこれ!と編集部内で真っ先に声が挙がったのはアナザー13。
香りを噴いた瞬間から感じるまろやかな甘さと重厚感は、まさにムスクから思い起こさせる印象を引き出してくれます。
ひとくちにムスクといっても様々な印象をもたらしてくれるところに香りの奥深さを感じますよね。
こちらの記事ではムスク香水を香り系統別に分類して解説しています!ぜひご覧ください!
ムスクが合うシーン
ムスクは香水だけにとどまらず、ルームフレグランスや、ヘアケア用品、ボディケア用品、柔軟剤などにも使われているくらい、日常生活に溶け込むような香りです。
そのため、デートやプライベート、職場でも使いやすいのがポイントです!
用途が広いホワイトムスクは、日常生活で嗅ぐ機会が多いなじみの深い香りで、男女問わず人気がありますね!
私は日常的にムスクの香りを使って、フォーマルなシーンではオリエンタルの香水を使うなど、使い分けをしています!
香りを上手に使って毎日を楽しみましょう!
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