睡眠系スタートアップのブレインスリープにて、睡眠医学の知見を活かした睡眠研究や睡眠に関連した様々なコンサルティング事業(健康経営・検証・事業開発)に従事。
「夏こそ入浴」で入眠の準備を
睡眠と入浴の関係性について教えてください。
そもそも質のいい睡眠をとるためには寝る前の準備が大切なんです。というのも、深い眠りをとるためには深部体温*を下げる必要があります。
深部体温というのはあまり上下しにくいものなので、下げるための工夫=準備が必要ということです。
そこで深部体温を下げるのに有効なのが入浴。
深部体温は上がった分だけ大きく下がろうとする性質があります。お風呂に入ることにより一時的に深部体温を上昇させることで、結果として深部体温を下げやすくすることができます。
またその際、深部体温を下げるために、皮膚の表面から熱が放散されます。
よく赤ちゃんの手足が温かくなってくると「眠くなってきた」というのがわかりますよね?あれは熱を放出しているんです。体が寝る準備に入っているんですね。
*脳や臓器など体の内部の温度で、内臓の働きを守るため、外環境の影響を受けにくく、一定に保たれている
お風呂に入ったほうがいいことはわかりました。ただ夏は暑いしシャワーでもよい気がしますが…
シャワーでも皮膚表面の温度は上がりますが、深部体温までは上がらないので、入浴ほどの効果は期待できません。
そして夏はエアコンにより思っているより体が冷えていることがあります。
まず冷えている体をしっかりと温めて体温上昇させないと、下げることもできないのです。
なので「夏こそ入浴」が必要というのはこういうことなんです!
確かに…気づいたら手先やつま先が冷えてるのを感じますね
そうなんです!意外に夏に冷えを感じる人はいるんですよね。
入浴で冷えを解消しながら、しっかりと深部体温をあげて、下がるタイミングでお布団に入る。これを心がけてください。
そのためにはお風呂に入るタイミングも大切。入浴によって上がった深部体温が下がるまでの時間は約90分。なので寝る90分前に入浴するようにしてください。
夏に入浴するポイント
入浴するうえで大切なポイントを教えてください
☑ お布団に入る90分前に
☑ コップ1杯の水を飲んでから
☑ 38~40度のぬるま湯に15分程度
あとリフレッシュするために香りをうまく使うのもおすすめです。
お風呂に15分入っているのがツラい・・・という人って結構いるので、
そんな方には香りを楽しみながら入浴することをオススメします。
暑い夜に合う香りやクールさを感じるものもあるのでぜひ活用してください。
とても貴重なお話をありがとうございました。
お風呂に入ることの大切さは理解できたところで、FITS you.編集部では夏の入浴にオススメの香りのバスソルトをご紹介!夏の夜に似合う香りのバスソルトとは?
☑ 夏の疲れをリフレッシュするようなグリーンやハーブの香り
☑ 清潔感と爽快さを感じるヴァーベナやオレンジなどの柑橘系の香り
☑ お風呂に入りながらクールさが伝わるハッカの香り
「今日はお風呂入るのめんどくさいな... 」と思う日でも香りのバスソルトで入浴を楽しみましょう!
夏の夜の入浴にぴったりな香りバスソルト3選
フィッツコンディショニング ネムス バスソルト(ハーバルゼラニウム)
「睡眠課題と向き合って生まれた香り」がお風呂の時間を心地よくするバスソルト。まるで森林のようなフレッシュなグリーンと穏やかなゼラニウムやラベンダーのすっきりとしたフローラルが気持ちよく香ります。
天然精油を香料に独自ブレンドし、ふんわりとした香りで夏のお風呂で心とからだをリフレッシュ。
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クナイプ バスソルト スーパーミントの香り
ミントのハーブ感とメントール配合ですーっとした爽快感が夏の入浴のモチベーションをあげてくれます。
涼しげなバスタイムでリフレッシュを。
ハッカ湯 分包
見た目から涼しそうなハッカ湯。自社提携農場で育てられたハッカを採用しているとのこと。
お湯もミントグリーンににごるので香りも見た目もすっきり感!
さて睡眠のための夏の入浴方法と、夏に合う香りのバスソルトをご紹介しました。
今年もまた暑い夏になるのでしょうか…。ぜひ参考にして夏のお風呂を楽しんでください♪