1. メンズ香水の付け方のポイント
まずはメンズ香水の付け方について、ポイントを見ていきましょう。付け方を失敗してしまうと香りが強くなりすぎたり、香水本来の香りを活かせなかったりしてしまいます。
香水を付けるときは以下のポイントを押さえておきましょう。
1.1 基本は1~3プッシュ
香水はプッシュ回数が多ければ多いほど香りが強くなります。メンズであれば1〜3プッシュ程度が適量です。出かける先や会う相手に合わせてプッシュ回数を調節するのがベスト。
4プッシュ以上は基本的に避けましょう。香りが強くなりすぎてしまいます。特に食事のシーンでは他の方に迷惑をかけてしまう恐れがあるので、適量を心がけてください。
1.2 香水を付けるのは約30分前が理想
香水の香りは時間の経過によって変化します。
付けてから5〜10分の間は最も香りが強く、「トップノート」と呼ばれます。その後、30分〜2時間の間は香水本来の香りを楽しめる「ミドルノート」と呼ばれます。そして2時間を超えると「ラストノート」と呼ばれ、ほんのり香る程度に。いわゆる残り香の状態です。
以上のように、付けてから経過した時間によって香りが変化することから、外出したり人と会ったりするときは、逆算して30分ほど前に香水を付けるとミドルノートの香りが立ってきて、香水本来の香りを存分に感じられるためおすすめです。
香水の持続時間については下記のコラムも参考にしてください。
>>香水の持続時間はどれくらい?種類ごとの持続時間や長持ちさせるコツ
1.3 つけすぎに注意してTPOに合わせたものを
香水は適量ならばよい香りを楽しめるアイテムですが、付けすぎるとお出かけ先とのミスマッチを引き起こす可能性があります。
特に毎日のように香水を付けていると、徐々に感覚が麻痺し、香りを感じにくくなります。その結果、通常よりも多くプッシュしてしまいがちです。物足りないと感じても、前述した1〜3プッシュに留めましょう。
TPOに合わせたものを使うことも大切です。ビジネスシーンなら清潔感のあるシトラス系や石けん系の香り、フォーマルシーンなら上品なウッディー系の香りなど、シーンによって香りを変えることで、オシャレ度がUPします。
また、以下のように香水の使用を控えるべきシーンがあることも覚えておきましょう。
・飲食店
・病院
・仏事(お葬式・お通夜)
・試験会場、企業の就活面接
2. メンズ香水は付ける場所も重要?
香水の香りは付ける場所によっても変化します。
特に男性は汗をかきやすいため、間違った場所に付けてしまった場合、汗臭と混ざって逆効果に……。付ける場所にはいっそう気を配らなければなりません。
香水は、男性の第一印象に大切な「清潔感」を作るアイテムの1つ。正しく使って印象UPを目指しましょう。
メンズ香水を付けるおすすめの場所は次のとおりです。
2.1 足首(香り度:★)
控えめに香らせたいときにおすすめの場所です。徐々に立ち上るようなイメージで、ふんわりと全身に香りをまとうことができます。
足首に付ける場合は内側へ、1〜2プッシュがベスト。
2.2 腰(香り度:★★)
足首と同じく、ほのかな香りをまとえる場所です。
足首よりも強く香りを感じられますが、付けすぎによって香りが強すぎてしまう心配も出てきます。腰に香水を付ける場合はウエストからヒップのあたりに1プッシュで充分です。
また、衣類に香水が付かないようにも注意しましょう。香水はアルコールを含んでいるので、衣類にシミができてしまいます。必ず肌に直接付けてください。
2.3 手首(香り度:★★★)
手首は脈があって体温が高いことから、香りが立ち上りやすい場所。しっかりと香らせたいときにおすすめです。
手首に香水を付ける場合は、15〜20cm離して2〜3プッシュを目安に吹きかけます。このとき、両手首をこすると香りの粒子がつぶれてしまうためNG。軽く重ね合わせるようにして広げましょう。
2.4 汗をかきやすい場所はNG
付けるのを避けるべき場所も把握しておきましょう。具体的には脇や頭、背中、足の裏などの汗をかきやすい場所です。香水の香りが汗の臭いと混ざり逆効果となってしまいます。
この他、すでに汗をかいている場所に関しても同じ理由でなるべく付けるのを避けたほうがよいでしょう。もし汗をかいたときに香水を使いたい場合、香りが混ざらないように無香料のボディシートで汗を拭いてから使用してください。
3. メンズ香水の種類
香水は、含まれる香料の濃度によって「パルファン」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」の4種類に分類されます。
これらは香りの強さや持続時間に違いがあるため、香水を付けるなら種類ごとの特徴を理解したうえで、好みやTPOに合うものを使いましょう。
※法律で定められているものではないため、各メーカーによって賦香率は異なります。また、種類の表現もメーカーにより違う場合があります。
3.1 パルファン
濃度:15~30%
持続時間:5~7時間
香料の濃度が最も高く、持続時間も長いのがパルファンです。日本では一般的に、香水=パルファンとして扱われます。
フォーマルな場にふさわしい格式高い商品が多く、大人の男性なら1つは持っておきたいところです。
3.2 オードパルファン(オードパルファム)
濃度:8~15%
持続時間:5時間前後
パルファンと同等の持続時間で、香料の濃度が多少控えめなのがオードパルファンです。パルファンでは香りが強すぎてしまうようなシーンでも、オードパルファンなら気兼ねなく付けられることがあります。
3.3オードトワレ
濃度:5~12%
持続時間:3~4時間
香水のなかでもポピュラーな種類でカジュアルに使えます。日本で人気が高いメンズ香水は、大半がオードトワレです。場所を選ばず付けやすいことから普段使いに向いています。
3.4 オーデコロン
濃度:3~8%
持続時間:1〜2時間
オードトワレよりさらにカジュアルで気軽に使えるのがオーデコロンです。最も香りが軽く薄いので、人と会うときはもちろん、自分自身が気持ちをリフレッシュするのに使うのにも適しています。
4.香水の種類によってはつけ直しを
オードトワレやオーデコロンは持続時間が短く、3時間程度が経過すると香りがかなり薄くなります。
朝から夜まで出かける場合、お昼過ぎや夜のタイミングで香水を付け直すと香りをキープできます。
反対にパルファンやオードパルファンのように、持続時間の長い香水を何度も付け直しすると、トップノートの強い香りが常に際立ってしまいます。香水本来の香りを楽しめないので、付け直すとしても1日一度にしておきましょう。
5. 付けすぎに注意して香りを楽しもう
この記事ではメンズ向けに香水の付け方を解説しました。
今や男性にとって香水は身だしなみの一環。清潔感のある印象を与えるために欠かせないアイテムです。TPOに合わせてうまく使うことで、男としてのランクをワンランクUPしてくれます。
ただし、一般的に女性よりも汗をかく量が多い男性は、使い方に気をつけないと逆効果になってしまいます。香水の使い方をしっかり理解して香りを楽しんでくださいね。
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