受賞おめでとうございます。改めてランバンのブランドコンセプトを教えてください。
ありがとうございます。ランバンはフランスを代表するファッションブランドですが、有名になったきっかけはジャンヌ・ランバンが愛娘のために作った洋服が評判になったことでした。
ランバンのロゴは母と子のシンボルになっていて、『親子の愛』のように時代に関係なくエターナルな愛情がコンセプトになっています。
「ロングセラーフレグランス」の1位ということで本当に長く愛されている商品だと思います。その愛され続けている秘密を教えてください。
ランバンが愛される理由として、まずはこの香り立ちと日本人の嗜好があっていることだと思います。
日本の方は清潔感があって爽やかな印象を与える香りが多くの人に好まれる傾向があります。そういったところにニーズがあってこの商品がマッチしたのではないかと感じています。
香りと合わせてこの紫色のボトルの柔らかな色味もエレガントで、日本の幅広い世代向けに受け入れられる要素だと思います。
また“エクラ”というネーミング。フランス語で”輝き”という意味なのですが、これもしっくりきているからこそ、何年経っても愛されているんだと思います。
これだけ長く愛されているとリピーターの方が多い印象です。
実は毎年新しいユーザーの方との出会いがしっかりあります。はじめてランバンを手に取った人たちがこの香水を経て、やがてランバンを使わなくなったとしても、毎年毎年新しいお客様との出会いがある。
そのような人たちを惹きつける魅力がエクラにはあるのではないかと。このように新しい出会いを生み出せるのも日本人の好みにピッタリな香水だからこそだと思います。
確かに、年代を問わず若い方でも“エクラ”という名前を知っている人が多いイメージがありますね。
本当にそうなんです。今やブランド名の”ランバン”は知らなくても”エクラ・ドゥ・アルページュ”は知ってるという方も多くて、一種の逆転現象みたいなことも起きていますね。
それほどエクラというフレグランスそのものの存在がお客様の間で浸透しているんだと思います。
実際にご愛用されている方の特徴を教えてください。
10代から60代まで、本当に幅広い年代の方に使っていただいています。男女問わず好まれる香りと言えるでしょうか。特定の年代に偏っているというよりは、全般的に受け入れられている印象です。
また、お母さまが使っていたことがきっかけで娘さんも使うといったこともあるようです。
それこそ「親子の愛」というブランドコンセプトに合っているんですね!
まさにそうですね!長年愛されているからこそ、世代を超えて使える商品になっているという点は嬉しく思います。
ランバンという海外ブランドの商品を取り扱っている中で大変なこと、苦労していることがあれば教えてください。
海外メーカーと取引していると、日本での売れ行きと海外の売れ行きで違いが生じることがあります。
日本では売れているけど海外では全く売れていない場合や、その逆もしかりです。そのようなギャップがある中でどうアジャストしていくかが難しいと感じることはありますね。
この商品のおすすめの使い方や、こだわりのつけ方、使ってほしい場所などあれば教えてください。
どんなシーンでも使ってほしいです!お仕事や学校に行くときのオンタイムや、特別にドレスアップしているときでも、どんな時でも自由に使ってほしいですね。どんなシーンでもマッチするのがこの香りの魅力ですから。
これからはじめて使う方へのメッセージがあれば教えてください。
今まで香りに抵抗があった方や、どんな香りを使うか悩んでいる方に、まずは手に取って試してもらえたら嬉しいです。日本で20年以上販売しているので、”安心できる香水”として使っていただけると思います。
お母さん世代の方が使っているのであれば、ぜひ娘さんと共有してほしいですね!
いかがでしたか?
”安心できる香水”というブランドコンセプトである「親子の愛」が存分に反映されたエクラ・ドゥ・アルページュ。長年愛されている商品の秘密に迫ることができました。このインタビューを通して魅力を少しでも感じていただければ嬉しいです。
次回もお楽しみに!
*フレグランスデー協賛の6社からエントリーされた42品目に対して、フレグランスバイヤー85名を対象としたアンケート(2024年8月)